新型iPad miniは有機ELと耐水性能を備えた大きなアップデート、iPhone Duoにも負けない魅力
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Appleは10月27日新しいiPad miniを発表した。8.5インチの有機ELディスプレイ、Acoustic Displayと呼ばれる新しいオーディオシステム、IP67等級の耐水・防塵性能、そしてA20 Proチップを搭載した。
ついに有機EL。「見る」ための一台として仕上がった
まずはディスプレイを見てみよう。iPad miniとして初めてOLEDを採用したSuper Retina XDRディスプレイになり、ベゼルは24%細くなった。本体の大きさは前世代とほぼ同じまま、画面は8.5インチに広がっている。
ピーク輝度は最大1,200ニトで前世代の2倍以上、フルスクリーン輝度は600ニト、コントラスト比は2,000,000:1。256GBと512GBモデルでは、映り込みを抑えるNano-textureガラスも選べる。
Acoustic Displayはブレイクスルー?
新しいオーディオシステム「Acoustic Display」が実は今回の発表で驚いた点だ。専用に設計したウーファーがディスプレイを介して低音と音量を生み出し、カスタムツイーターはガラスとアルミニウムの筐体の間に収められているという。
この仕組みを採用することで、スピーカーの穴がなくなり、それがIP67等級の実現にもつながっている。音を良くするための構造が、そのまま水やホコリを防ぐ構造にもなっているようだ。これはある意味大きな技術的な進歩といえるかもしれない。
iPadで初めてIP67対応

耐水・防塵性能はIP67等級。最大水深1メートルで最大30分間という条件だ。これまでなら「濡れたらどうしよう」と一瞬ためらっていた場面に、気兼ねなく持ち出せるようになる。
なお、耐水性能は永続的なものではなく、液体による損傷は保証の対象外だ。また、濡れたまま充電しないことも強調されているので、そこは注意が必要だ。
A20 Proは、ストレージ容量で2つのスペック

チップはiPhone 18 ProやiPhone Duoにも採用されているA20 Pro。前モデル(A17 Pro)と比べてCPUは最大1.6倍、GPUは最大2.7倍高速になった。各GPUコアにNeural Acceleratorを内蔵した7コアGPUにより、ローカルLLMのトークン生成は最大4.5倍速くなっている。メモリ帯域幅も2倍以上だ。
ただ、A20 Proが構成によって中身が違うようだ。512GBモデルだけが、デュアル16コアNeural Engine(合計32コア)を搭載し、オンデバイスAIのピーク演算性能が2倍になる。
つまり、ストレージ容量を選ぶことが、そのままチップの性能を選ぶことにもなる。読書や動画、メモ取りが中心なら128GBや256GBで十分だろう。一方で、画像生成アプリやローカルLLMなど、AIをiPad mini上で本格的に動かしたい人は、最初から512GBを選んでおくのがいいかもしれない。
iPhone Duoとは価格が大きな魅力
価格はWi-Fiモデルが119,800円(税込)から、Wi-Fi + Cellularモデルが144,800円(税込)から。学生・教職員価格は110,800円(税込)からだ。これまでのiPad miniの価格感からすると、ずいぶん高くなったのは間違いない。
そして、当然iPhone Duoとの比較という話になるかもしれないが、やはり価格の差は大きく245,000円もの違いがある。
iPhone Duoの価値は2画面でより大きな画面を扱えるという点がある。それは間違いなく唯一無二だ。ただ「手のひらサイズの大きな画面」だけが欲しいのであれば、iPad miniはその3分の1ほどの価格で手に入る。
ちょうど同じような時期の発表なのでどうしてもiPad miniとiPhone Duoの比較はされてしまう。やはり使われるケースも被っているケースが多いとは思うが、12万円ほどのiPad miniはかなり魅力的に映る。
最近のチップをiPad miniに投入した意味も大きく、iPhone Duoと比べてこれでいいというより、これがいいという形で選ばれるデバイスなのではないだろうか。
なお、iPad miniの予約注文は10月29日(木)から、発売は11月6日(金)だ。



