Appleは、App Storeが開設されてから初となる大規模な価格設定の刷新を発表した。
これまでデベロッパーがアプリをApp Storeでリリースする場合、87種類の価格から選ぶという形になっていたが、今回の改訂でこの価格設定に新たに700種類の価格帯が追加される。
そのうち600種類は今まで通りデベロッパーが自由に選択できる価格帯となり、残りの100種類はAppleにリクエストして許可された場合にのみ利用できる高価格設定となる。
今回の改訂は、世界中のデベロッパーに対してより柔軟な価格を設定できるように設計されていて、アメリカでは0.29ドルから最大で10,000ドル、日本では50円から160万まで設定することができるようになる。
この新しい価格設定はサブスクリプションアプリが12月7日から、アプリ、アプリ内課金では2023年春から提供となる。
また、サブスクリプションアプリのデベロッパー向けに、為替や税金が変動しても自国のApp Storeでは価格を保つことができる価格設定の自動調整機能も本日から提供される。この機能についてはアプリ、アプリ内課金向けには2023年春から適用となる予定だ。