2022年3月31日に幕を閉じたガジェット情報サイト「エンガジェット日本版」最後の編集長、アックン・オッペンハイマーこと矢崎飛鳥と申します。この春、何が起こったのか……は、色んなところで触れていただき、そろそろ皆さん飽きてきたころかと思われますので、今回は別なお話の後編を・・・前半は以下から
ティム・クックには、ちゃんと会えた
ティム(馴れ馴れしくスミマセン)にはクパチーノやニューヨーク、日本でも何度かお会いする機会に恵まれ、その都度一緒に写真を撮ってくれ、二言三言お話ししました。ホント、気さくで優しさ溢れる方です。あと、決してクンクンしたわけではありませんが、とてもいい匂いがしました。
ちなみに表参道を訪れたティムに一般の方がiPhoneを持って駆け寄り「(背面を指差し)サインプリーズ!」って凸するという若干のデジャブを目の当たりにしましたが、彼は笑顔でサインしました(笑)。
ウォズニアックにも会えた
本社隣接のイベント会場、スティーブ・ジョブズ・シアターはApple社に限らず業界VIPとじゃんじゃん遭遇できるボーナスステージでした。そこでApple共同創立者のウォズや、当時最高デザイン責任者のジョナサン・アイブ、日本の通信キャリアのトップなども芋づる式にゲットできたので、ジャーナリストの皆さんと悪ノリして集合写真を撮ったりしたのもいい思い出です。
▲日本キャリアの偉い人たち(&石川さん)
業界スクープをものにできた
2013年、iPhone発表会場でドコモの加藤社長(当時)を目撃、ドコモがiPhoneを扱う確実性をスクープとして最初に発信しました。ちなみにauのiPhoneがテザリング解禁(追ってソフトバンクも)というのも、私のスクープでした。
スミマセン、自慢でした(この記事、だいたい全部自慢ですが……)。
発売前のApple製品に少し先に触れた
詳細は書けませぬが、これぞ最高の役得、新製品の先行レビューです。スケジュール的には、毎回ヒィヒィなんですけどね。Apple社員の方も、実は大半の方はメディアより後(というか発売後)に実機を初めてご覧になるそうで、ホント特別かつ光栄なことでした。どのカラーが来るかは予測不能だったので、全カラバリ写真を撮りたいがため他の記者さんやメディアの方と協力し合ったりしたものです。
超プレミアム ホットラインが使える
ガジェタッチに参加されてる松村太郎さんもそうですが、一緒にAppleを取材している(=超一流)ジャーナリストの人たちとのグルチャがありましてね。
何かしら発表の後って、色々と疑問が湧いたり、意見を交わしたかったりするわけですが、「え、これ、タダでいいの?」っていうくらい貴重な情報や意見がバンバン飛び交うんで、まんまこれコンテンツじゃんなんて思ったものです。余裕があるときは、ホテルのラウンジなどで集まって話すこともありました。仕事という以前に、皆さんとにかくAppleの話題が大好きなんですね。
友達が増えた(……気がする)
一緒に取材したライターさんや他媒体の記者さんはもちろん、AUGM関係の方やアクセサリーメーカー、Apple好きの芸能人、店員さん、ブロガーさんにYouTuber、ショップ取材時に駆けつけてくれる一般の方から石油王のなんとかマン、中国人マフィア(これは嘘)まで自然発生的に友達が増えたのも、Apple周辺を追いかけ続けてよかったことのひとつです。
私は現場を離れますが、皆さん「ズッ友」ということで、これからもひとつ、よろしくお願いしますね。