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Apple Storeで毎日行われている無料セッションToday at Apple。この時期は学生向けキャンペーン「新学期を始めよう」の一環として、Today at Appleのセッション「Apple製品でよりスマートに学ぼう」を実施している。
ガジェタッチではいくつかのセッションを取材しているが、今回は3月15日にApple丸の内で行われたセッション「プロダクトスキル:平岡雄太がすすめる友達と楽しむコラボレーション」を取材することができた。
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登壇した平岡雄太さんは、YouTubeチャンネル登録者数34.9万人を誇る人気の動画クリエイター。Apple Storeでのセッションに登場するのは2回目だ。
今回はiPadOS 16.2で追加された純正アプリ「フリーボード」を使ったセッションを行ったのだが、会場はすぐに座席が埋まり、立ち見の人が何重にもかなるほどの大盛況。参加者の人には学生を含め多くの若い人が参加していた。
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平岡雄太さんは、すでにフリーボードを実際の仕事にも活用していて、今までホワイトボードを囲んで行っていたことが、遠隔でも実現できるということで、製品デザインの打ち合わせなど、多くのディスカッションの場で使っているそうだ。
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このセッションではまずは、簡単にフリーボードの基本機能の紹介。最大の特徴は無限に広がるキャンパス。拡大縮小が自由自在なので、スペースを気にせず思いついたアイデアをどんどん追加することができる。また、キャンパスにはテキストはもちろん、付箋を貼ったり、写真や動画など自由に配置することができる。
学生のための“最高”のカフェテリアを作ろう
そして今回のメインアクティビティは、「学生のための“最高”のカフェテリアを作ろう」というテーマについて、10台のiPadを使い参加者全員とフリーボードを共有してアイデアを出し合うというもの。
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10台のiPadで一つのフリーボードを編集できるというのがポイントで、参加者は周りの人と相談しながら思いついたアイデアをどんどん記入していく。平岡雄太さんもその輪の中に入ってたくさん参加者とコミュニケーションをとっていた。
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このアクティビティはかなり盛り上がり、参加者同士でディスカッションした何十個もアイデアがリアルタイムにフリーボードに書き込まれていく様子が見えるのはかなり楽しい。
最後に、たくさん出たアイデアの中から平岡雄太さんが気になったものをピックアップし、実際にアイデアを出した人にインタビューが行われた。一番気になったアイデアを出した人にオリジナルTシャツがプレゼントされ、大きな拍手に包まれるというシーンもあった。
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フリーボードはiPadだけでなく、iPhoneでもMacでも使うことができるので、うまく活用することで、今回のように独創的なアイデアをホワイトボードを囲むようにディスカッションしながら出せ、しかもキャンバスの大きさに制限がないことで、アイデアの出る数も多くなるように感じた。この辺りがフリーボードの面白さであり、自由さなのではないだろうか。
なお、Apple Storeでは、Today at Appleのセッション「Apple製品でよりスマートに学ぼう」として、3月30日に「デザインスキル:一法師拓門が直接伝授!Macの便利テクニック」セッションも予定されている。こちらもかなり面白い話が聞けそうだ。