Appleは5月9日、iPad用の動画編集アプリFinal Cut Proと音楽制作アプリLogic Proを発表した。
Final Cut Pro for iPadでは、ビデオクリエイターが1つのポータブルデバイスから録画、編集、仕上げ、共有するための強力なツールセットを導入する。
新しいジョグホイールにより、編集プロセスがこれまで以上に簡単になり、タイムラインをナビゲートし、クリップを移動し、指のタップだけで高速でフレームの正確な編集を行うことができる。
ライブドローイングを使用すると、ユーザーはApple Pencilを使用してビデオコンテンツの上に直接描画したり書いたりすることができる。M2を搭載したiPad Proでは、Apple Pencilホバーが、ユーザーが画面に触れることなく映像をすばやくスキミングしてプレビューする機能も利用可能だ。
また、Magic KeyboardまたはSmart Keyboard Folioを追加してキーコマンドを利用することで、ワークフローを高速化することもできる。
そのほかにも、プロカメラモードとマルチカムビデオ編集、機械学習による高速カット機能、グラフィック、エフェクト、オーディオの膨大なライブラリから選択することもできる。
Logic Pro for iPadでは、ソングライティング、ビートメイキング、レコーディング、編集、ミキシングのための洗練されたツールを提供する。
マルチタッチジェスチャーを使用すると、音楽クリエイターはソフトウェア楽器を演奏し、コントロールと自然に対話したり、ピンチツーズームやスワイプツースクロールで複雑なプロジェクトをナビゲートできる。
まったく新しいサウンドブラウザの採用、100以上の強力な楽器とエフェクトプラグイン、ミキサー機能などを搭載し、Logic Pro for Macとの互換性もあるためプロジェクトを簡単に移動することができる。
この2つのアプリは現地時間5月23日(日本時間5月24日)から月額700円、または年間7,000円でApp Storeで利用可能になる予定(1か月間の無料トライアルあり)。Final Cut Pro for iPadはM1チップ搭載iPad以降、Logic Pro for iPadはA12 Bionicチップ以降を搭載したiPadで利用可能。