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【PR】「さらなるグローバル化」を目指し、韓国のスタートアップの聖地へ。COMEUP2024主催者インタビュー

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韓国・ソウルで開催されたCOMEUP2024。ガジェタッチでは前回から、メディアパートナーとしてこのイベントに参加しています。

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今回、主催者の一人であるJosh Choi氏にお話を伺いました。

Comeup2024 02 01

Josh氏によると、概ね前回と参加者数は変わらないものの、海外からの参加が増加しており、前回の25カ国から約30%の成長を見せているそう。会場にはスウェーデンなど新規参加国からのスタートアップも見られました。

イベントは参加者にとってほぼ無料(約90%)で提供されており、収益は主にスポンサーと一般発売のチケット販売でまかなわれているとのこと。昨年はソウル・東大門デザインプラザ(DDP)で開催されていましたが、今年からソウルのCOEXに移動。日本で言うところのビックサイトのような会場でアクセスもよく、人気会場のため、時には2年先まで予約が必要となる状況で、主催者としては、会場確保がまず最初の大仕事と言えるでしょう。

Comeup2024 02 02

韓国のスタートアップの実情について聞きました。

「昔と比較すると、若者が起業を選択肢に入れるようになってきたように感じます。ただし韓国企業には、まだまだグローバル市場に向けての視点が足りていない部分があるのが実情。このイベントが変化のきっかけになれば、と考えています。」

実は韓国企業は英語名を持たない場合も多く、その場合パンフレットや看板の表記がハングルのみになってしまうそう。

「グローバルな視点で考え、チャンスを逃さないように英語社名の表記を促していきたい」とJosh氏は語っていました。

ただ、筆者が見たプレゼンテーションやアワードは全て英語で実施されており、メディア向けには韓国語から英語へのリアルタイム翻訳・テロップが常に稼働。今回アワードで審査に当たった際も、CEOは皆さん英語に長けていたため、韓国語からの通訳は不要でしたが、それでも”事務局では今後、英語のトレーニングプログラムなどの提供していきたい”とJosh氏は話していました。

Comeup2024 02 03
出展者同士が交流できるパーティ。数多くのメディアや出展者が参加していた

また、現在事務局ではデータベースを構築し、参加スタートアップの投資調達状況を追跡しているそうですが、イベント参加と資金調達の直接的な因果関係を特定することは難しいといいます。

「正直、成果が現れるまでには通常6ヶ月から1年程度かかります。それでも、参加者には今後とも効果的なネットワーキングの機会創出を提案し、成長の足がかりにして欲しい、というのが我々の願いです。」

韓国のスタートアップエコシステムのグローバル化を推進する重要なプラットフォームとして成長を続けていくCOMEUPに今後も注目です。

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弓月ひろみ

弓月ひろみ

ITジャーナリスト

20代でアイドルデビュー。ラジオパーソナリティやリポーター、記者として活動。ビデオジャーナリストとして、国内・海外のテクノロジー関係のイベント等を取材。iPhoneケースの専門家として「マツコの知らない世界」「中居正広のミになる図書館」「所さんのニッポンのミカタ」出演。大学時代、イベント制作に深く関わった経験から、総動員数36万人のアートイベント、iPhoneケース展ほか、企業のPRイベントのプロデュースと運営。その他、写真や映像の作品モデルとしても活動。情報伝達、表現、プロデュースの三軸で多角的に活動中。この番組ではよく喋る。

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