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よくわかる、WWDCまとめ① iPhoneのウィジェットと通知がリニューアル。Apple Watchのランニング指標がすごい

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毎年恒例のAppleのデベロッパー向けイベント「WWDC22」が絶賛開催中(6/10まで)です。今年も日本でそれを見守り続けているリンクマンでございます。

この記事では、「WWDC22」の基調講演で発表された内容から個人的に気になったものをピックアップしてみました。

iOS 16は順当な進化?

「iOS 16」の機能をまとめた記事はコチラから。

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まず注目の一つがロック画面のウィジェット対応。やっと搭載か!という印象です。いちいちロック解除して見るまでもない内容も、一目で確認できるのはとっても便利で大歓迎です。

そして、地味ながら、バナー通知が下に移動したことも抑えておきたいポイント。

画面占有率が下がるメリットもありますが、片手で通知にアクセスしやすくなるのがいいですね。

ロック画面のカスタマイズは「watchOS」を踏襲したUIになっています。すでに使っている人にはお馴染みですし、使ったことがなくても、わかりやすく、フリック操作とも相性が良さそうです。

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ロック画面でリアルタイムに情報が更新される”ライブアクティビティ”も、便利に使えそうな機能です。日本ならUber Eartや出前館、TAXI配車サービスGOなどが対応してくれると個人的に捗ります。

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さらに、気になった機能は音声入力のアップデート。

句読点の自動入力が可能になる、ということですが、実は僕が音声入力を苦手だと思うポイントに「、」や「。」の入力を「〜〜てん」、「〜〜まる」と読まなければいけない、というのがあるんです。

そもそも声に出して読む部分ではなく、やりづらいですよね。これが自動入力に対応すればさらに使いやすいんですが、ただ、これ日本語に対応するんでしょうか?

日本非対応という意味では、マップです。3D地図表示など、日本で使えない機能が多いのは残念なポイント。新たな対応地域にも含まれておらずガッカリですが、最近のAppleマップは使い勝手もかなり向上していますのし、早くすべての機能が使えるようになって欲しいところです。

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それから”これはちょっと先の機能”として紹介されたのが次世代のCarPlay。

今までのCarPlayから一段と進化し、iPhoneからの情報を表示するだけでなく、空調コントロールや燃料の残量、速度、ギアの状態などが、近未来あるデザインで表示できるようになります。

来年後半から対応した車が登場するそうですが、かなりワクワクする話だったんじゃないでしょうか。これに対応した車、運転してみたいですよね。

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なお、「iOS 16」は「iPhone 8」以降が対応です。初代「iPhone SE」や「iPhone 7」はこのバージョンから非対応となります。

watchOSはさらにスポーツと健康にフォーカス

「watchOS 9」のまとめ記事はコチラ

[card url=”https://gadgetouch.com/apple/645/”]

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「watchOS 9」は今回さらにスポーツ分野と健康分野にフォーカスを当てていました。

新しい文字盤も素敵なものばかりで、アーティストJoi Fulton氏とのコラボの「プレイタイム」はかなり可愛いイメージです。

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ワークアウトアプリのアップデートもかなり意欲的でした。歩幅の長さ・接地時間・上下動などを取り入れた、新しい「ランニングフォーム指標」がはじまります。

Apple Watchのセンサーはここまで取れるのかと驚きましたが、フォームを改善することによる怪我の防止はもちろん、ランニングの楽しさも向上するんじゃないでしょうか。

「心拍数範囲」も、フィットネス効果をより高めるために有効そうです。

一定の心拍数を維持しながらランニングする、高い負荷を指定時間通り続ける…という感じでカスタマイズできるので、インターバルトレーニングなど、より自由度の高いメニューを作って、自分を追い込めるようになるんじゃないでしょうか。

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健康の分野では「心房細動履歴機能」にも注目ですね。

今までは、心房細動を示唆する不規則な心拍リズムを検出するだけでしたが、今後は、兆候が現れたおおよその頻度を履歴として残せるようになります。これを医師に見せることで、より的確な治療と、生活習慣の改善に役立ちます。

ただ、この機能はFDA(アメリカ食品医薬品局)に認可された機能、とあるので、日本の場合、厚生労働省の認可も必要になるかもしれません。その場合は、提供に時間がかかることも予想されます。

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「睡眠」アプリも進化。

「レム睡眠、コア睡眠、深い睡眠」を検出するようになります。

iPhoneのヘルスケアアプリでは、睡眠時間、心拍数や呼吸数などが追加され、グラフの形で、睡眠状態をより詳しく確認できます。

これは今までサードパーティアプリでは実現できていた機能ですが、今回純正アプリに追加されました。

他にも重要なのは「服薬」アプリ。

スケジュールのカスタマイズと、通知の組み合わせで薬の飲み忘れを防ぐほか、家族と共有することで、「忘れてるよ!」と飲み忘れを推してることができます。非常に重要な機能です。

また、発表にはありませんでしたが「watchOS 9」からApple Watch Series 7の日本語のキーボードが使えるようになります。どこまで使えるのか早く試してみたいところです。

気になる点というピップアップでしたが、今回の「watchOS 9」はここ最近ではかなり大きなアップデートというか、実際に便利に使えそうな機能が多く追加されているという印象ですね。かなり楽しみなアップデートになりそうです。

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なお、「watchOS 9」は「Apple Watch Series 4」から対応ということで「Apple Watch Seies 3」非対応に。そうなると次のモデル発表時には販売終了となりそうですね。

後編に続く

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リンクマン

リンクマン

コンテンツクリエイター

2011年よりiPhone、MacなどApple周りを中心にあなたの欲しい・知りたいを"つなげる"ブログとして、ウェブサイト「Linkman」を立ち上げる。Linkmanでは、主観抜き、報道スタイルの記事制作がモットーだが、違ったアプローチもしてみたくなり新しいチャレンジとして「Gadgetouch」を始める。そのほかにも、動画配信サービスの立ち上げ、アイドル番組などの制作・配信現場を経験。動画や音楽、機材を中心としたフリーランスの何でも屋として活動しながら、ただひたすらに浦和レッズを愛する、東京出身の元・サッカー少年。

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