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レポート

仕事によりそうオープンイヤーイヤホン・JBL SENSE PRO

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リモートワークが日常となった昨今、イヤホンは単にコンテンツ鑑賞の道具ではなく、仕事でのやり取りを円滑に進めるための重要なツールへと進化しています。

そんな中、世界的なオーディオブランドであるJBLから、オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「JBL SENSE PRO」が新たに登場しました。 JBLといえば、その卓越した音質で知られていますが、今回いち早くこのJBL SENSE PROに触れる機会を得ましたので、使用感をレポートします。

仕事の際のイヤホンを選ぶ選択肢として、「オープンイヤーで外の音も聴けること」「マイクが優れていること」「耳の形状に干渉しないこと」など人によって色々な条件があると思いますが、この製品を試してみたところ、リモートワーカーにとって新たな選択肢になりそうな予感がしました。

というわけで本記事ではJBL SENSE PROが仕事の場で真価を発揮する「話す」「聞く」機能に焦点を当てて深掘りしていきます。

JBL SENSE PROの「声」:効率を高める通話品質

JBL SENSE PROがリモートワーカーに適している理由は、まずその通話品質にあります。

オンライン会議や電話会議において、自分の声がクリアに相手に届き、相手の声が明瞭に聞き取れることは会議の生産性を大きく左右しますが、 本製品は、この「話す」と「聞く」の機能にこだわりが見られます。

1.騒がしい環境でも「声」を届ける:ビームフォーミングマイクと骨伝導センサー

JBL SENSE PROは、左右合計4基の「ビームフォーミングマイク」と、話者の声帯の振動を直接捉える「骨伝導音声ピックアップセンサー(VPU)」を搭載しています。

これら技術を組み合わせた「クリスタルコールアルゴリズム」により、周囲の騒音と話者の声を的確に判別し、自分の声だけをクリアに集音することが可能です。

オンライン会議でありがちなトラブルとしては、周囲の雑音を拾って何を言っているか聞こえなかったり、強いノイズキャンセリングで声が途切れたようになり聞き取りづらくなってしまうことがありますが、本製品はカフェや共有オフィスといった騒がしい環境下でも静かな個室にいるかのように、自身の声だけを相手に届け、スムーズなコミュニケーションを実現してくれます。

また、実際にYouTubeやPodcast収録でも使用してみましたが、「スタジオ録音品質!」とまではいきませんが、視聴には十分な聴こえ方でありました。

また、上記の収録中に足元に物を落としてしまったのですが、その落下音もマスクされていたので助かりました。オンライン会議中に図らず家族が乱入してしまった時なども落ち着いて対応できそうです。

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マイク周りの説明資料。今回紹介した機能の他、自分の声色のニュアンスを変える機能も。追って試してみます。

2.風の中でも「声」を守る:進化した風切り音低減技術

移動中や屋外での通話は、風切り音によって通話品質が著しく低下することがありますが、JBL SENSE PROは、マイク部分に緻密な空力構造を採用し、風切り音を効果的に抑制します。

ハーマンインターナショナルによると、前世代機であるSoundgear Senseと比較して、風切り音低減効果が最大25dBも向上しています。

これは、風の強い日や、移動中に急な電話がかかってきた際でも、クリアな通話品質を維持できることを意味します。外出中の聞き専ミーティングで急に意見を求められた時も安心ですね。

「聞く」を最適化する:Personi-Fi 3.0

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数あるパーソナライズ機能紹介の中でも一際異彩を放っていた聴力テスト機能「Personi-Fi 3.0」

JBL SENSE PROは、専用アプリ「JBL Headphones」と連携することで、ユーザー一人ひとりの「聞く」体験をさらにパーソナライズすることができますが、中でも特に注目したいのは「Personi-Fi 3.0」機能です。

この機能は、専用アプリ「JBL Headphones」を通じて聴力テストを行い、左右の聴覚を9つの周波数帯域に分けて高精度に測定します。

その結果=個人の聴こえ方に合わせて音響プロファイルを作成し、苦手な音域を補完することで、ユーザーのために最適化されたサウンドを提供します。

オンライン会議中、聞き取りづらい声(音域)がある場合、この機能がサポートしてくれるかもしれません。また、この機能に助けられたのは、外国語のリスニングのトレーニングをしていた時です。筆者は高い声の英語の認識に自信がないのですが、自身に最適化される前後で同一の文章を視聴したところ、まとまった音として聴こえていた単語が音節ごとに認識しやすく感じました。

なお、オープンイヤー型イヤホンでこのようなパーソナライズ機能を提供しているのは現時点ではおそらくJBLのみ(ハーマンインターナショナル調べ)です。

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聴力テスト中のスクリーンショット。通常の聴力試験のように左右分けて9つの音階をテストします。音が聞こえたら画面をタップ、聞こえなくなったら離すを繰り返し、テストの所要時間は2分ほどでした。
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筆者のテスト結果です。主に高音域をサポートするように調整されました。また、左右の耳で聞こえに違いがあることが伺えます。このテストは基本的にペアリング後に一度実施すれば問題ありません。また、テスト時はかなり静かな環境が求められるので注意が必要です。

JBL品質のサウンドと快適な装着感

JBL SENSE PROは、音響メーカーであるJBLが長年培ってきたオーディオ技術の結晶であり、その音質はまさにJBL品質です。

オープンイヤーながら低音から高音までバランスの取れたクリアなサウンドは、音楽鑑賞はもちろん、ラジオやPodcast、オンライン会議の声もしっかり聞き取ることができます。

また、特に注目したいのはその装着感です。

人間工学に基づいて設計された独自の三次元形状イヤーフックと、最大20度の可動域を持つ可変ヒンジにより、様々な耳の形にぴたりとフィットします。

やわらかいシリコン素材と相まって、長時間の装着でも耳への負担が少なく、快適に使い続けられる点は、リモートワーカーにとって非常にうれしいポイントです。

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耳に装着したところ。ヒンジを調整することで複雑な耳介の形状や軟骨部のピアスにも対応できそうです

まだある仕事に役立つ機能:Auracast™とマルチポイント接続

JBL SENSE PROは、単なる通話機能の強化に留まらず、仕事の場における「接続性」と「共有性」を革新する機能を搭載しています。

音声を「共有」する:Auracast対応

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Auracastのデモ中、自分がほしい情報を発信しているデバイスを選択するところ。今後大型カンファレンス会場ではAuracast対応受信機が必須になっていきそう

JBL SENSE PROは、JBLのオープンイヤー型イヤホンとして初めて「Auracast」に対応しています。

Auracast送信機と組み合わせることで、複数台のJBL SENSE PROほかAuracast対応受信機に同時にサウンドを伝送することが可能になります。

この機能の活用例としては「移動中の家族でのコンテンツ同時視聴」「美術館のオーディオガイド」などが挙げられていましたが、仕事の場では会議の同時通訳音声を直接イヤホンに届けるなど、これまでにないイヤホンの使い方が可能です。

AuracastはJBL Headphoneアプリ内でON/OFFを切り替えることができます。

デバイスを「切り替える」:マルチポイント接続

JBL SENSE PROは「マルチポイント接続」に対応しており、2台のデバイスに同時に接続し、シームレスに切り替えることができます。

これにより、長時間ワーカーにありがちな、音楽を聴いている最中の着信やPCでのオンライン会議が始まっても、再接続に慌てず、スムーズに切り替えて対応することが可能です。

JBL SENSE PROが切り拓く仕事のやり取りの未来

JBL SENSE PROは「イヤホンは音を聴くもの」という概念を超えて、まさにビジネスシーンの「耳」を変える革新的なオープンイヤー型イヤホンです。

JBLが長年培ってきたオーディオ技術をベースに、特に「話す」「聞く」というコミュニケーション機能に徹底的にこだわり、仕事の場での生産性向上に貢献する様々な機能を搭載しています。

通話品質、装着感、そして利便性、ニーズに応えるこのイヤホンは、まさにリモートワーカーが求めてきたものではないでしょうか。長時間イヤホンを装着しながら仕事をしている人にはぜひ試してみてほしいです。

JBL SENSE PROは現在クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」でプロジェクトを実施中です。また、製品はSHIBUYA TSUTAYA、蔦屋家電+に展示されています。気になる方は体験に行ってみてください。

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