あなたに寄り添う テックメディア

Apple

【先行レビュー】欲しさ極まるM2 MacBook Air の新色ミッドナイト実機レビュー。薄い・軽い・音良しでモバイル最強説!!

※記事内のアフィリエイトリンクから収入を得る場合があります


M2airreveiw 01

7月15日(金)に発売される、新型M2チップ搭載のMacBook Air。一足先に実機に触れる機会を得ましたので、数日使ってみたレビューをお届けします。

新しいデザインと、新色ミッドナイトはどんな感じ?

今回、14年半ぶりにデザインが一新されました。系統としては、2021年12月に発売されたMacBook Proに似ていますが、私の第一印象は「薄くて、軽くて、iPadみたい」。

用意されている新色は2色。スターライトとミッドナイトです。Apple Watchでは使われてきたカラーと名前ですが(スターライトはiPad miniにも採用されています) MacBookのシリーズでは完全な新色です。

M2airreveiw 02

光の加減によって、黒にも見えるミッドナイトですが、「濃紺」というのが一番ふさわしい表現かもしれません。まさに深い時間の夜空のブルー。

M2airreveiw 03

マットな質感ですが、明るいところだと、やや指紋が見えることも。このあたりは個人の感覚によりますね。

M2airreveiw 04

左側にUSB-C互換の Thunderbolt3ポートが2つ、MagSafe3ポートが1つ。慢性的なポート不足になりがちなので、充電専用のポートがあるのは嬉しいポイント。

M2airreveiw 05

右にはハイインピーダンスヘッドフォン対応の3.5mmヘッドフォンジャック。

MacBook Proの場合キーボードとキーボードのピッチは黒でまとまっていますが、MacBook Airの場合は本体のカラーがそのまま反映されます。作業中の気分を左右しそうなので、どのカラーを選ぶか、慎重にしたほうが良さそうですね。

めちゃくちゃ音が良いじゃん…!音楽や映画視聴にも最適なモデル

スピーカーは、ディスプレイとキーボードの繋ぎ目部分に4スピーカサウンドシステムを搭載。空間オーディオにも対応しています。試しに色々とApple Musicで音楽再生をしてみましたが…いやぁ正直、すごく音がいいです。特に空間オーディオはスピーカーの位置のせいか、リアルな立体感がありました。

昨年、2021に発売された、14インチM1 MacBook Proは音が良いことで(Appleファンの間では)有名ですが、それに引けを取らない高音質。低音はやや弱めですが、Rockなど、高音がクリアに出るものだと、鳥肌レベルで「いい音だな」と感じられました。

部屋で1人作業する環境なら(なんなら2-3人ぐらいでも)別途スピーカーは不要かも、と思うレベルですね。映画や動画の視聴にも最適、出張中にわざわざHDMI接続してテレビモニターに出さずとも、充分な臨場感が得られます。

バッテリー持ち、めちゃくちゃいい。

M1 MacBook Airもそうですが、Mシリーズはバッテリー持ちが非常に良い。M2に関しては、公式では”最大18時間のApple TVアプリのムービー再生、最大15時間のワイヤレスインターネット”とありますが、テキストタイピング、ネット、チャットを使うぐらいだと、実感値としてバッテリーが全く減りません。充電する回数も極端に少ないため、持ち運んでゴリゴリと作業するための条件が揃っている、という感じですね。

どのサイズを買うべきか? 私のおすすめは「クラウドを使うこと」

今回レビューに使用しているのは、8コアCPU、8コアGPU、8GBのユニファイドメモリ、256GBのSSDという、いわゆるエントリーモデルです。私は個人的に同じ構成+512GBのSSDモデルにカスタマイズしたものを購入しました。

動画を頻繁に作るという人でも、私は1TBは要らないのでは?と思っています。というのも、1年前に作成した動画の素材を毎日持ち歩く必要って、ほとんどないですよね。なので「作り終わったら素材とプロジェクトは外付けへ」とルールを決めるか、クラウドに預けて、データもスリムにしておくのがオススメです。

このスペックの場合、同梱アクセサリーは、本体と同系色のファブリックケーブル(USB-C to MagSage3)と、30Wの電源アダプター(1ポート)になります。ケーブルは、本体の雰囲気を損なわない、シンプルでおしゃれな組み合わせになるのが気に入りました。

M2airreveiw 06

iPadかMacbook Airか

私はiPad Proのヘビーユーザーで、モバイルでのメインマシンは、ほぼiPadです。それでも今回、M2 MacBook Airを購入。iPad ProとMacBook Airを併用して使う予定です。

というのも、動画制作の点で考えると、取材・Vlog用使用しているSONYのカメラ(ZV-1)は規格が特殊で、iPad Proで読み込むことができません(アダプターを使っても読み込めません。これは仕様なのです)。 それもあって、SONYで撮影した動画を編集したい時はMacBookが必要です。

また、テロップなどをゴリゴリ入れていく、レイヤーが多いタイプの動画を作る時も、iPad Proでは力不足。粗編をすることはありますが、作り込むならMacBookが断然有利です。

M2airreveiw 07

最後に、どんな人にオススメなのか

今回の新モデルを買うべき人は誰か。まずは、このデザインに惚れた人。そしてM1以前のMacBook Airから乗り換えたい人。はじめてMacを使う人はもちろん、仕事を外で完結させたいけれど、重いマシンは持ちたくない、という人にもオススメです。

また、現役大学生や来年大学生になる人も、最新のM2搭載ということで、在学中長く使えるモデルになるでしょう。今、iPadだけで日常を過ごしている人にも、次なるステップアップとしてオススメです。

動画制作という点では、iPhoneで撮影した動画を編集したい人や、仕事環境にはメインマシンがあるけれど、モバイル作業を自由にしたいクリエイターに最適なのではないでしょうか。

パワフルで、スタイリッシュ。薄い・軽い・バッテリー持ち良し、スピードも早く、音も良い。勉強・仕事・プライベートに幅広く使える、モバイルワーカーには最強の一台と言えそうです。

YouTubeチャンネルの動画ではベンチマークの計測、動画制作環境での比較なども行っています。こちらも併せて、ぜひご覧ください。

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
弓月ひろみ

弓月ひろみ

ITジャーナリスト

20代でアイドルデビュー。ラジオパーソナリティやリポーター、記者として活動。ビデオジャーナリストとして、国内・海外のテクノロジー関係のイベント等を取材。iPhoneケースの専門家として「マツコの知らない世界」「中居正広のミになる図書館」「所さんのニッポンのミカタ」出演。大学時代、イベント制作に深く関わった経験から、総動員数36万人のアートイベント、iPhoneケース展ほか、企業のPRイベントのプロデュースと運営。その他、写真や映像の作品モデルとしても活動。情報伝達、表現、プロデュースの三軸で多角的に活動中。この番組ではよく喋る。

  1. 村治佳織、佐渡裕が登場!Apple Music Classical記念イベントでクラシックの海に溺れてきた

  2. 【CES 2024】Belkin、AppleのDockKitに対応し自動追尾するiPhoneスタンド「Belkin Auto-Tracking Stand Pro with DockKit」を発表

  3. Blackmagicが初開催のSXSW Sydneyに出展中【SXSWブースレポート】

RANKING

DAILY
WEEKLY
MONTHLY
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5

関連記事

PAGE TOP