日本発の新たなテクノロジーメディア「テクノエッジ(TechnoEdge)」が本日正午、正式オープンしました。
今年3月末に、惜しまれながらクローズしたEngadget日本版。その正式な後継媒体として注目を集めるテクノエッジ。サイトでは“サイエンスから最新ガジェット、サービスやコンテンツまで最前線のニュースとレビュー、コラムを紹介する”と紹介されています。
我々ガジェタッチもかねてより、その動向を追い続けてきましたが、今回のオープンに際し、独自に取材したコメントを紹介します。
Engadget日本版 元編集長 矢崎飛鳥さん
2022年3月31日(え、まだ今年っ!?)エンガジェット日本版は最後の記事をしたためるIttousaiの背中を生配信するという前代未聞の演出で、皆様に看取っていただく形で終幕しました。
しかし、物語は終わりません。それから約2ヵ月後、新メディア「テクノエッジ」のティザーが公開。そして本日6月22日、とうとう正式にオープンしたのです!……って書いてる段階では拝見してないのですが、きっと素晴らしい記事でオープニングが飾られていることでしょう(あとで読む)。
Ittousaiがやるということは、血統としてはエンガジェットの正統な後継となります。エンガジェットがそうであったように、ガジェタッチの皆様には、きっと特別な存在となる気がしています。今、新メディアがたくさん立ち上がっていますが、Ittousaiと仲良くやれるのはこことITmediaくらいなもんでしょう、なにせ変わり者ですからねぇ……。
でも、編集長がフツーの人間だったら面白いサイトなんてできやしません。ガジェタッチに寄り添われながら、怖いもの見たさで毎日チェックされることを心よりお薦めします(が、保証はいたしません)。
フツーの人間、矢崎飛鳥(ACCN)
株式会社テクノコア代表取締役 鷹木創さん
Ittousaiとぼくは一時期、一緒にエンガジェット日本版を運営していました。いろいろチャレンジしましたが、実はエンガジェットの時はやりたいことを全部できたわけではありません。ご存じのとおりエンガジェットは海外のメディアで、日本版編集部のリクエストが全部通るわけでもありませんでした。エンジニアやデザイナーも専属でいるわけではないので、いろんなことをあきらめたり、優先度を下げて取り組むほかなかったりしました。
今回はテクノコアという運営会社のもと、テクノエッジというメディアのみを運営します。テクノコアのリソースはテクノエッジのために“全振り”します。エンガジェットの時にぼくらがやりたかったこと、すべてこのメディアに注ぎ込む決意です。
本日のオープン時点ではまだまだ力不足なところもあるかもしれません。ですが、これからテクノエッジらしいサービスを追加していく予定です。いわば本日はRPGで言うところの冒険が始まった日。装備品も貧弱です。今後、経験を積み、いつかは伝説の武器や防具を得ていくことでしょう。もしかしたら冒険を共にするパートナーと巡り合うかもしれません。いずれにせよ、この冒険を読者の皆さんと一緒に楽しめれば幸いです。
株式会社テクノコア代表取締役 鷹木創
テクノエッジ編集長 Ittousai
「よしなに」
様々なテクノロジーメディアが存在する中で、Ittousaiの責任編集で読めるのはテクノエッジだけ。既にたくさんの記事が公開されており、読み応えのある内容となっています。
私、弓月ひろみは、鷹木編集長時代にEngadget例大祭に参加したことをキッカケに、Engadgetでライターとして参加しました。そしてCESで「伝説の」Ittousaiと対面。のち、ブービン津田さんの声がけで動画リポーターとなりYouTubeでの動画制作を始めました。
そして、アスキーから移動してきた矢崎飛鳥編集長に、たくさんの記事を担当していただき、同じくアスキー時代からお世話になった”ヒロ&飛鳥”の一員、吉田ヒロさんのTechCrunchを見ることができました。
そして、光栄にもEngadget日本版の最後の瞬間に立ち会いました。
いつも彼らの「良いものを読者に届ける」という姿勢にたくさんのことを学び、そのパッションに自らも突き動かされてきました。紛れもなく、私にとっては第二の青春の一幕。もしかすると、まだその最中にいるのかもしれませんが…
まさに、テックメディアの新時代の幕開け。ガジェタッチでは引き続き、テクノエッジに注目して行きます!
(編集部の皆さん、今後もよろしくお願いします!!!)