Apple Storeでは、学生向けキャンペーン「新学期を始めよう」の一環として、Today at Appleのセッション「Apple製品でよりスマートに学ぼう」を実施している。今回はその中の、2月24日にApple丸の内で行われたセッション「デザインラボ:amity_senseiとワクワクするノートを作ろう」を取材することができた。
amity_sensei は、YouTubeのチャンネル登録者33万人を超える人気のクリエイターだ。特にiPadでクリエイトする方法を発信し続けていることで人気を博している。現在はYouTuber、アートディレクターなどとして活躍しつつ、京都を拠点に子ども向けiPad専門クリエイティブスクール「iPadmate Kids」も主催している。
僕はセッションスタートの30分前にApple丸の内に到着したのだが、すでにセッションを待つ人が行列を作っており、最終的に立ち見だけでは止まらず、2階の吹き抜けの上から参加する人が出るなど、まさに超満員になっていた。また、オンラインでも1000人以上が視聴していたとのことで、かなり注目を集めていたことがわかる。
今回のセッションはiPadとApple Pencil、そしてiPad向け「GoodNote」というアプリを使ってハンバーガーのレシピノートを作るというもの。
まずはハンバーガーの写真からなぞる様にペンを入れていく。この辺りは細かく書くというより、一気になぞっていくという。思い切りが大事なのだ。
さらに色をつけていくが、この時のポイントは何度も同じ色で塗らないこと。一度で塗ってしまい、そこから影をつけるために色を変えて重ねていくという工程をとると綺麗に立体感のある絵になるそうだ。
ハンバーガーの絵が描けたら、レシピを文字で書いていくのだが、参加者からもたくさん質問が出ていたのが、「文字を綺麗に書く時のコツは?」というもの。どうしても字が上手く書けずにiPadでノートを書くことを躊躇してしまう人が多いとのこと。
amity_sensei からのアドバイスとしては、ベースラインを整えること。文字の高さや、英語の筆記体の場合、斜めになる線を揃えることでバランスが取れた文字が書けるそう。そしてGoodNoteではズームツールを使うことで、全体のバランスを見ながら文字を書くことができるので、かなり便利なんだそうだ。
最後には参加者が書いたハンバーガーのレシピがビデオウォールに映されたのだが、皆さんやはりうまい!参加者の皆さんもiPadとApple Pencilの使い方に相当慣れているという感じだ。
セッション終了後に参加した大学生に話を聞くことができたが、「これまでGoodNoteは使ってきたが、今回のセッションのような使い方はしたことが無かった。それぞれのペンの特徴やページの使い方など、今回学んだことを今後の学生生活に役立てたい。」と話していて、クリエイターの実践的な使い方を知る機会というのは貴重だと感じた。
Apple Storeでは、Today at Appleのセッション「Apple製品でよりスマートに学ぼう」として、3月16日に「プロダクトスキル:平岡雄太がすすめる友達と楽しむコラボレーション」、3月31日に「デザインスキル:一法師拓門が直接伝授!Mac の便利テクニック」など注目のセッションも予定されているので、気になる方はぜひチェックしてみてほしい。