iPhoneケースは様々なものが販売されていますが、最近は透明ケースを付けて、その中に家族や恋人、あるいはペットや「推し」の写真を入れている人も増えています。ならばそんなお気に入りの写真をケースに印刷できたら楽しいですよね。

「PickMe!Case」はスマートフォンに保存している写真をその場でケースに印刷して購入できる自動販売機。しかも3分で出来上がるのであっという間です。そんな楽しそうな自販機を使ってみました。

「PickMe!Case」は株式会社キュリエが展開する自動販売機です。2025年6月末時点ではまだ同社の本社(新宿)に自販機が設置されているのみですが、今後ショッピングモールなどに設置場所は拡大するとのこと。また自販機のデザインは設置場所などにより変わるそうです。

「PickMe!Case」には大型のサイネージとその横にはケースの見本が展示されています。見本の下は出来上がったケースの取り出し口です。作れるケースは現在はiPhone 11から16まで(miniなど一部機種を除く)、価格は3,000円でスマートフォン内で決済を行います。使い方は簡単で、ケースに印刷したい写真の入っているスマートフォンで、「PickMe!Case」のサイネージに表示されるQRコードを読み取ります。

QRコードを読み取るとブラウザが開きケース作成画面に進みます。最初に言語選択があり、12か国語から選べます。外国人観光客などにも対応しているのですね。言語を選んだ次のページでは作りたいケースのスマートフォンを選びます。今回はiPhone 16 Pro Maxを選びました。

次にスマートフォンの中の写真を選びます。選んだ写真は次の画面でケースに実際に印刷されるプレビューとして確認できます。今回は横向きの写真を選んだのですが、最初に90度傾いた方向で表示されました。この場合は指先を使って画像の向きを変えることが可能です。またピンチ操作で拡大縮小することもできるので、ケース背面にぴったり合うように写真の位置を調整できます。

今回は先日旅行に行った蘇州の写真をセレクト。写真のサイズの関係からカメラの横の部分に空白ができましたが、ここには文字を入れました。メッセージなど好きな文字を入力して入れることが可能です。また背景色の変更もできます。
これでよければ次の画面に進みます。重要事項確認画面(著作権など)を確認後、画像がスマートフォンから自販機にアップロードされます。アップロード完了後支払い画面になるのでクレジットカードで3000円を支払います。支払いが完了すればいよいよケースの作成が始まります。

ケース作成中はスマートフォンの画面と、自販機のサイネージに進捗状況が表示されます。実際に印刷されるケースの写真が徐々に現われていく様は、実際に自販機内部で印刷が行われている様子をリアルに感じさせてくれます。


3分で印刷が終わり、完了するとケース受け取り口にケースが出てきます。

ケースは内側にレンズカバーが2つセットされた状態で出てきます。レンズ保護の無い状態で装着できるカバーと、すでに何らかのレンズ保護を付けている場合に取り付けられるフレーム状のカバーです。

そしてこちらが出来上がったケースです。

ケースはMagSafeにも対応してます。レンズカバーはケースのカメラホール部分にはめ込んで使うようになっています。

印刷面はつるつるな仕上がりではなく、若干ざらついた表面加工になっています。3分でその場で印刷したとは思えない出来栄えです。どことなく実際に蘇州のお土産店で売っていそうな雰囲気のケースができあがりましたが、このケースを使っていると蘇州旅行の楽しい思い出がいつもよみがえってきます。もちろん自分の好きなものなどを印刷するのもいいでしょう。

側面のボタンの押し具合も問題ありません。「PickMe!Caseは」市販のケースに気に入ったものがない時や何かの記念の時など、その場ですぐに作成できるため、ケース選びの幅を無限大に広げてくれます。今後設置場所が増えていくことが楽しみです。