
TCLが2026年3月19日12時から、新作4Kテレビ「A400 Pro NXTVISION TV」の先行支援販売をGREEN FUNDINGでスタートさせると発表した。
発表会でまず最初に語られたのが、製品コンセプト。TCLが提案するのは「テレビを置くことで部屋のインテリアを壊してしまっている」という、多くの人が心のどこかで感じていた問題への答えだ。

製品名の「A」は「Art(アート)」の意味。壁掛け設置時に壁との隙間がわずか約3mmというフラットな佇まいと、ライトウォールナット調の落ち着いたフレームで、まさに「壁に飾る絵画」のようなテレビを実現している。実際に展示されている様子を見ると、テレビというよりも大型のアート作品のような印象を受けた。

見た目の話だけではなく、画質面のスペックも本物。マットHVAパネルを採用しており、映り込みの少ない低反射仕様、従来の広視野角方式と比べて約3倍の透過率、そして視野角178度を実現している。量子ドット技術により、色域はDCI-P3の80%から93%まで引き上げられた。
55型・75型はミニLEDバックライトを採用し、240/112分割のローカルディミングで黒の表現力が大幅に向上。リフレッシュレートは144Hz対応で、ゲームや映像コンテンツを滑らかに楽しめる。
ちなみに43型はリフレッシュレートが60Hzとなっており、用途に応じて選ぶといいだろう。Dolby Vision IQ・HDR10+・HLG対応は全サイズ共通だ。

今回の目玉機能の一つが、アートギャラリーモード。ゴッホやモネなど86点の名画がプリインストールされていて、テレビを使わない時間はそのままアート作品として壁を飾ってくれる。
さらに面白いのが「生きている傑作」モード。名画が音楽付きで動き出すという、少し不思議で没入感のある体験ができる。
Gemini AIを使ったアート生成機能もあり、キーワードをいくつか選ぶだけで約3秒でたとえばモネ風のオリジナル作品が生成・保存できる。自分の写真(ペットや推しの写真など)をWi-FiやUSBでアップロードしてフォトウォールとして飾る「ローカル画像」機能。暖炉などの癒し系映像を表示する「リラックスタイム」や、金魚が泳ぐデザインなど多彩なデジタル時計機能もある。なお、43型はGemini AI非対応となる。

音響面はオンキヨーと共同開発。サイドスピーカー2個をDSP技術で前方に音を飛ばす設計になっていて、Dolby Atmos・DTS-X対応。薄型テレビにありがちな「音が後ろや下に抜ける」という弱点を補うように設計されている。
設置方法は壁掛け、フロアスタンド(別売4万2,800円・43型非対応)、通常のテレビスタンドの3種類。日本の家屋での壁掛け率は5年前の10%から現在15%まで上昇しているとのことで、壁掛け需要を意識した製品設計になっている。なお、壁の種類に関する詳細な判断基準はGREEN FUNDINGのページに掲載予定だ。

その他のスペックとして、Google TV搭載、Googleアシスタント・Alexa対応、AirPlay 2・Chromecast対応、ダブルチューナー内蔵などを押さえている。
通常価格とラインナップは以下の通り。
・43型:89,800円
・55型:149,800円
・75型:278,000円
GREEN FUNDINGでの3月19日(木)12時から先行支援受付を開始。実機は渋谷 蔦屋書店と二子玉川 蔦屋家電+は展示される予定だ。
