Appleは6月28日、日本でApple Vision Proの販売を開始した。今回Apple表参道で取材をすることができた。
午前8時のオープンを前に、購入・体験のために十数人が並び、報道陣もかなり多く注目の高さを感じさせた。午前8時には発売日恒例のストアスタッフによるカウントダウンが行われ、雨の強く降る中でありながら、熱気あふれるApple Vision Pro発売となった。
Apple表参道では、Apple Vision Proが体験できるソファ席が8席用意されている。アメリカでの販売の時と同様にここでスタッフと1対1で体験することができる。
さらにその手前には実機の展示もあり、1Fの半分をApple Vision Proが占めるという構成になっている。また、地下にもソファではないがApple Vision Proを体験するテーブルが用意されているので一度に10人ほどが体験できるようだ。
このソファはApple表参道、丸の内、心斎橋、福岡に設置されているようで、その他の店舗については通常の展示テーブルに体験スペースを設けている。
アクセサリとして、Apple Vision Proトラベルケース、Apple Vision Proバッテリー、Belkin Battery Holder for Apple Vision Proも販売されている。
Apple Vision Proを体験している人は、実際に被るまでは緊張した面持ちの人が多かったが、被ると驚きと笑顔を見せているのがとても印象的で、実際にApple Vision Proを通してみる世界を堪能していたようだ。
Apple表参道で購入第一号になったのは開発者のDaiki Shimizuさん。飲酒を3Dで可視化するアプリ「YoiLog」を開発されている方だ。Apple Vision Proが手元に届いた時は、大きな拍手が起き、大勢の報道陣に囲まれインタビューを受けていた。
体験は30分ほどで終了するが、予約してる人が次から次へと訪れ、取材中はソファはずっと埋まったままの状態だった。この週末はさらなる混雑が予想される。
購入者に少し話を聞くことができたが、体験予約だけをして来店し、その体験からその場で購入を決めた方もいた。価格が599,990円と高額なため躊躇してる人もいるとは思うが、体験は無料ですることができる。個人的にもまず体験をしてApple Vision Proの世界をぜひ感じてもらいたい。未来を先取りした感覚になると思うし、Appleがいう空間コンピューティングというのがよくわかると思う。
なお、予約を取れば何度でも無料体験することも可能だ。
