
Appleは7月26日グランフロント大阪 南館に「Apple梅田」をオープンするのは既報のとおりだが、それに先立ち、7月24日にメディア向け内覧会を実施した。
Apple梅田ストアリーダーであるスコット・ノルマンディー氏がこのApple梅田の特徴について話してくれた。

Apple梅田は、絶好のロケーションに位置し、店舗のデザインには、サステナビリティとアクセシビリティが強く意識されているという。Appleの全ての施設と同様に、Apple梅田も100%再生エネルギーで運営されている。

環境への配慮として、天井には日本のApple Storeでは初となる金属の使用を最小限に抑えたバイオ素材の吸音タイルが使用されている。

また、ユニバーサルデザインの考えが随所に取り入れられており、全ての方が心地よく過ごせる工夫がされている。具体的には、テーブルや座席の高さにバリエーションを設け、車椅子を利用する方のために広い通路が確保されている。そのほかにも他の店舗同様、補聴器を使用する方のために、店内どこでも使えるポータブルヒアリングループも用意されており、特定のテーブルでは補聴支援を受けながらセッションに参加することができる。
なお、このストアには合計171名のスタッフが働いているそうだ。

Apple 梅田では、もちろん最新のApple製品について気軽に相談できる。特に注目すべきは、日本で初めてApple Vision ProについてAppleスペシャリストと1対1でじっくり相談できる専用の場所が設けられたことだ。
その他にも、オンラインで注文した製品をストアで受け取れる「Pickup」専用カウンター。テクニカルサポートが必要な場合は、専門スタッフによる対応を受けられる「Genius Bar」がある。

開発者やスタートアップから幅広いビジネス顧客まで、事業の成長をサポートするためのツールやアドバイスを個別に提供するビジネスサポートも行っていて、この地域企業の支援も、Apple 梅田の重要な役割の一つとなっている。

他にも小ネタだが、日本初導入の給水機も設置されていた。
マメさんによる特別なToday at Appleが開催
Apple 梅田でも他のApple Storeと同様に、毎日無料の「Today at Apple」セッションが開催される。
セッションは予約なしで参加できる「ドロップイン」から予約制の「ワークショップ」、「スポットライト」まで様々なスタイルで提供されている。子供も大人も楽しめる「キッズセッション」も土日祝に開催され、これら全てのセッションは無料で、何度でも参加可能だ。
今回のメディア向け内覧会では、人気のYouTuberマメさんさんによる特別なToday at Appleが開催された。

マメさんはYouTubeのフォロワー数39万人、SNS合計約60万人のフォロワーがいる大人気YouTuberだ。今回は、「iPhoneを最大限に活用して魅力的な写真を撮る秘訣」というテーマでカメラコントロールの使い方、マクロ撮影、さらにはApple Intelligenceのクリーンアップ機能までを紹介する15分のセッションを行った。
この中で、Apple梅田のストアロゴが大阪の迷宮のように入り組んだ様子をイメージしていることに触れ、大阪の路線図のような入り組んだ場所をマクロ撮影で収め、梅田の文字にピントを合わせることで、奥の人混みへとボケていく奥行きのある写真を作成するといったiPhoneのカメラでグッと魅力的な写真を撮るコツなどを紹介していた。
また、マメさんはApple梅田の印象を「Apple好きからすると日本初がたくさんあるので来るだけでめちゃくちゃ楽しめるそんな場所になってるかなと思いました」と語っている。
日本初の体験がたくさんあるApple梅田


Apple梅田は大阪駅からすぐの非常に立地のいい場所にあり、外からの光の差し込みも印象的な美しい店舗だ。湾曲したガラスやT字型になっている特徴的なデザイン、商業施設の中に入っている店舗としてはApple川崎に次ぐ2番目となるが、日本初のものがたくさんある非常に特徴的な店舗なのではないだろうか。

なお、7月26日オープン日には、来店者へオープン記念するトートバッグ・マグネット式ピンバッジ、ステッカーが用意されている。数量は限定となるが、ぜひ近くの方はApple 梅田を訪れて、新たに生まれた大阪のApple Storeを楽しんでもらいたい。