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初公開のApple Park本社ビル潜入ルポ!マニアックな解説付き/WWDC22 ー 1/2

Applepark 01

Appleが主催する、開発者の為のカンファレンス WWDC22(WorldWide Developer Conference 2022)。今年は米国・クパチーノにあるApple本社「Apple Park」で開催されました。現地での開催は実に3年ぶり、開発者やメディアが一同に会するイベントとなりました。

中でも驚きだったのは、これまで神秘のベールに包まれていたApple Park本社内が公開されたこと。これまで関係者であっても、写真撮影も禁じられていたそうですから、この地を訪れた開発者や取材陣にとって”かなりのサプライズ”であったと言えます。

“聖地”Apple Parkの内部が明らかに

今回は、その”聖地”Apple Parkの内部の様子を、(たぶん)どこよりもマニアックな視点でご紹介します。写真はほぼ動画の切り出しになる為、やや画質が荒くなっておりますことをご了承ください。

Applepark 02

さて、まずはこちらがApple Parkの入り口です。最初に注目したいのは「手すり」でしょうか。階段の手すりに掴みやすい溝が用意されています。これは、各国の一部のApple Storeにあるものと同じデザイン。日本ではApple京都にのみあります。本社ビルは道路から少し階段をあがったところに位置しています。

ガジェタッチ最高顧問Danbo氏による補足情報
Steve Jobs Theaterのメインホールに降りる階段と似たClark Pacific製軽量鋳造コンクリートが採用されている。

Applepark 03

AppleのMapで「Apple Park」と検索すると、ちゃんと地図がでてきます。是非合わせてご覧ください。スタート地点は、青い矢印のあたりです。

建物の名前は「リングビルディング」。ガジェタッチプラスで、ITジャーナリスト松村太郎くんが言っていた通り、この名前も初公開です。

ガジェタッチ最高顧問Danbo氏による補足情報
地震に耐えるために、Loop Buildingの建物は巨大な鋼製免震装置に取り付けられており、建物がその重要なサービスを失うことなく、あらゆる方向に最大1.3メートル移動できるようになっている。

Applepark 04

いよいよ中に入ります。この時アテンドしてくださったスタッフの方「イラッシャイマセー」と日本語で言ってくれました。素晴らしいホスピタリティ。

Applepark 05

中に入ると、すぐにグリーンが目に入ります。ここは通常、社員が入館チェックをする場所のようです。真ん中にマスクをしたグローグー(by マンダロリアン)がいる…!

Applepark 06

本社は4階建で、廊下は全てガラス張り。何度見ても素晴らしいデザインですね。

Applepark 07

入り口から、中央部分に向かって真っ直ぐに進みます。突き当たり左側に小さなカフェがあります。このカフェはコーナーごとに用意されているみたいですね。そして、とにかくいたるところにグリーンがある印象。しかもフェイクではなく、リアルグリーンです。

Applepark 08

撮影する松村太郎氏。(このリポート、動画の切り出しがほとんどなのでちょっとブレたりしていますが、良い写真は多分、太郎くんが撮ってくれているはず)

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入り口を背にして突き当たりから、左側を撮影したもの。サークルのカーブがよく見えます。108-118とあるのは部屋番号でしょうか。

ガジェタッチ最高顧問Danbo氏による補足情報
Apple Store同様に、透明度が高いガラスに激突しないよう、ガラス面に波線マーカーが施されている。

Applepark 10

廊下に置かれていた椅子。これはニューヨークの家具ブランドKnoll Studio(ノルスタジオ)のソファ、サーリネン コレクション ウームチェア・ミディアムだと思われます。大体一脚100万前後するもののようです。

廊下を歩いていくと、右側に突如現れる巨大な空間。

Caffè Macsが会場に

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ここは社員用のカフェテリア(いわゆる社食?)で、名前は「Caffè Macs」。4階建の社内で、ここだけ吹き抜けになっており、非常に天井が高く開放感のある雰囲気です。

(ちなみにcaffèはイタリア語の表記。なんでなんでしょうね?)

Applepark 12

実はここが、WWDC22の会場となった部分。外窓が開け放たれており、外モニターのある会場と繋がっています。

ガジェタッチ最高顧問Danbo氏による補足情報

カフェの外壁に沿った高さ16メートル、横28メートルの安全ガラスパネルの引き戸は、建物の4階建て全体を形成していて、それぞれの重さは180トンで、地下に隠されたメカニズムを介して静かに開閉する。

ガラスの製造はSeeleが行っていて、Loop Buildingでは800枚使用されている。通常、これだけの厚みのあるガラスは緑色になり透明度が下がるが、ガラスの裏側を白く塗ってから、片面を白いシリコンでコーティングした穴あき金属シートに固定することで、緑の色合いを相殺する方式が開発された。

これらのガラスは、濃い霧を生成する高圧スプリンクラーヘッドによってびしょ濡れにすることで火災時にも対応出来るよう設計されている。

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並べられているのは、日本・広島のマルニ木工のHIROSHIMAアームチェア。

この椅子について、マルニ木工の公式サイトにも訪問記が残されています。

一脚、約15万ほどの椅子ですので、これがこの量あるということは…。ちょっと気が遠くなりますね。なお、本社横には、一般開放されている”Visitor Center”というApple Soreとカフェが複合したものが立っていますが、そこにもこの椅子が置かれていました。

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外の会場から内側を見た様子。リングビルディングの向こう側が透けて見えています。この柱もどこか、MacBookのマットな質感を思わせる雰囲気です。

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様々なところで話題になっていましたが、会場はまるで音楽フェス会場のよう。リングビルディングに青空が映えますね。

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会場前方には、開発者の皆さんのための席が設けられていました。ビーチチェア!この姿勢でカリフォルニアの日差し。さぞ焼けたでしょうねぇ…。このビーチチェアがどこのものかは現在鋭意捜索中です。

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WWDC22の会場を上から見るとこんな感じです。

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ブロックごとに誘導のための社員さんが立っていて「Hi!Welcome!!」と声をかけてくれていました。この社員の方が手に持った札には「Swift student challenge and eCamp guest」と書かれています。これは、世界中の若者たちがSwift Playgroundsを使用して各自のコーディングスキルを披露するイベントに関するもの。詳しくはこちらをご覧ください。

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屋外と屋内の境目部分。私はちょうど境目のあたりに座っていましたが、それでも日差しはかなり強く感じられました。カリフォルニアだなぁ…

ガジェタッチ最高顧問Danbo氏による補足情報
床と天井のコンクリートには水管が埋め込まれており、68〜77度の温度で固定されるため、暖房または冷房システムは非常に暑い日または寒い日にのみ作動する。

Applepark 20

座席付近。小さなモニターは、アメリカ式手話を同時通訳として流すためのものです。

室内に戻り、カフェ部分に潜入。

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この日はWWDC Breakfastという名目で、小さなフレッシュフルーツやベリーパフェがありました。決済に使われているのは無印iPadですね…。

ガジェタッチ最高顧問Danbo氏による補足情報
AppleParkカフェの持ち帰り用のピザが濡れないようにするボックスは特許を取得している。

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Caffè Macsの内部は、全ての色調が合わせられており、ゴミ箱も大変美しい作りになっています。

Macお宝鑑定団でガジェタッチ最高顧問兼WWDC22解説員のDanbo氏によると、これはApple Storeの展示台になっているオーク材のテーブル同様、Apple自作のものと考えられるそう。

ガジェタッチ最高顧問Danbo氏による補足情報
マルニ木工製椅子以外の机やゴミ箱などは、全て再生木材を使用して作られている。

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吹き抜け部分にはブロックごとに木が。真ん中の黒い物体は、今回のために置かれているモニターです。モニターは室内にいる人の為に複数用意されていました。

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この木、天井あたりまで伸びていました。このあとどうなるんでしょうね…?

ガジェタッチ最高顧問Danbo氏による補足情報
気候危機を乗り切ることができるように、約9,000本の木が植えられている。

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後半はコチラ

  • 記事を書いたライター
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弓月ひろみ

弓月ひろみ

ITジャーナリスト

20代でアイドルデビュー。ラジオパーソナリティやリポーター、記者として活動。ビデオジャーナリストとして、国内・海外のテクノロジー関係のイベント等を取材。iPhoneケースの専門家として「マツコの知らない世界」「中居正広のミになる図書館」「所さんのニッポンのミカタ」出演。大学時代、イベント制作に深く関わった経験から、総動員数36万人のアートイベント、iPhoneケース展ほか、企業のPRイベントのプロデュースと運営。その他、写真や映像の作品モデルとしても活動。情報伝達、表現、プロデュースの三軸で多角的に活動中。この番組ではよく喋る。

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