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【iPad仕事術】アイディアを形にする、最強の企画系アプリ「Idea Grid」Apple Pencilとセットでブレインストーミングが捗ります

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iPad、使ってますか?

初代iPadが発売された2010年から「iPadを仕事で使おう」と提唱してきた、弓月ひろみです。iPadは「どこでも仕事ができる」最高の相棒。カフェでも、ソファでも、ベッドでも、公園でも海でも、iPadがあればデスクは不要です。リラックスしながらアイディア出しできるので、私にとって、iPadがあれば、いつでも最高の仕事場です。

さて、これから数回にわたって「iPadで仕事する」ためのアプリと使い方のコツを紹介します。今回はYouTubeの「弓月ひろみのiPad仕事術」でも紹介した、企画系アプリIdeaGrid(アイディア・グリッド) です。

インプット+拡張+アウトプットを一つにした「アイディアを育てる」Idea Grid

私の主な業務は、記事作成、イベント運営のための企画書や資料の作成、企業アドバイザーとしてのリサーチ&プレゼン制作など。形は違えど、日々アイディアを出し、企画や原稿に落とし込むのが仕事です。その根幹作業を担ってくれるのが、このアプリ。

IdeaGrid for iPad – アイデアをカタチに

イメージして欲しいのは、あなただけの新しいワークスペース。そこに ”自由にアイディアを書き込める壁”があると想像してみてください。

まっさらな白壁に付箋を貼る。マインドマップを描く。気になったウェブサイトを貼る。写真や雑誌の切り抜きを貼る。手書きのメモを貼る。自由に書いたり消したりできる黒板もある。椅子に座ってそれを眺め、整理し、組み合わせて、また新たなアイディアを生み出せる場所。

それがiPad上で無限にできるのが、このアプリです。強い。

本家サイトでは「アイディアを育てるアプリ」と紹介されていますが、まさにその通り。頭の中にぼんやりと浮かぶイメージを書き出していくことで、アイディアがクリアになり、道筋が見えてくる。1人ブレインストーミングがとにかく捗る、という感じでしょうか。


App Storeでの販売価格は、iPad版 : 3,420円と、ややお高め。ただしiPadに無限に広がるワークスペースを手に入れられると思えば安いもの。

使い方を説明しましょう。

まず、左上の「+」ボタンから新規ブックを作成します。表紙の色やタイトルは自由に変更可能。ブックを開いたら、スクエア型のフレームをタップして入力をはじめます。

入力できるのは、テキスト、手書き、Webからの引用など。スクエアの中にスクエアを入れるという、入れ子式です。私は手書きで頭を整理して行くタイプなので、Apple Pencilとセットで手書きメモを多用していますが、ペンシル無しでも問題ありません。テキストをゴリゴリ入れて行くだけでOK。これを超えるものが今のところ、本当に見つかっていません。


▲テキスト


▲手書きメモ

さらに、20種類以上のフレームワークのテンプレートが付属しています。アイディアマップ・マンダラチャート、マトリックス、To Do、5W1F、ビジネスモデルキャンバス、GTD、3C分析。

このアプリに出会うまでは、Excelなどのテンプレートを探して使うことが多かったのですが、今は、このアプリのみ。まとまって表示できるからこそ、ほとばしるアイディアを俯瞰できるのが魅力です。


▲アイディアマップ


▲ビジネスモデル


▲GTD

最終的にTodoにも起こせるので、このまま実務に移れますが、どちらかというと「やるべきこと」の洗い出しに向いているイメージ。実際のタスク管理は別のアプリの方が使い勝手が良いでしょう。

Apple Pencilとのセットなら、iPad miniで使うのがオススメ

なお、私は以前このアプリをiPad Proで使っていましたが、最近はiPad mini(第6世代)で使っています。
アイディアは突然降って湧いてくるもの、そして隙間時間は突然できるもの、ということで、移動中の電車や次のアポまでの暇潰しのカフェで使ったり、自宅作業の日にゴロゴロしながらApple Pencilで書き込んだりと自由に使っています。入力したもの全てを一覧できるユーザーインターフェイスは視認性が高くて本当に優秀。

また「1人ブリーフィングが捗る」と前述しましたが、実はチームでも使えます。イベントの企画を練るときは、Apple TVにミラーリングして、参加メンバーの意見を私が代表して書き込んで使います。いわゆるホワイトボードのような使い方ですね。

紙や実際のホワイトボードと違って「アイディア出しした時の最初の素案」を、編集可能な状態でデータ保存できるので「一年前にブレストしたけど、結局実現しなかったあのアイディア、今期のプレゼンに使えないかな?」という時にも便利です。(実際最近、そういうことがあって助かりました。)

iPhone版・iPad版・Mac版があり、それぞれ単独アプリ、別売りです。ただし、専用クラウドサービス IdeaGrid Cloudを使えばデバイス間の同期が可能。また、すべてのIdeaGridユーザーは追加料金ゼロで、ライトプラン(100MBのディスク容量)を利用できます。(バックアップはDropboxに)Mac版は無料体験ができるので、まずはそれで試してみるのも良いでしょう。

デバイスごとの比較表

今回はここまで。みなさんも、どうぞ素敵なiPadライフをお送りください。

IdeaGrid for iPad – アイデアをカタチに

公式サイト

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弓月ひろみ

弓月ひろみ

ITジャーナリスト

20代でアイドルデビュー。ラジオパーソナリティやリポーター、記者として活動。ビデオジャーナリストとして、国内・海外のテクノロジー関係のイベント等を取材。iPhoneケースの専門家として「マツコの知らない世界」「中居正広のミになる図書館」「所さんのニッポンのミカタ」出演。大学時代、イベント制作に深く関わった経験から、総動員数36万人のアートイベント、iPhoneケース展ほか、企業のPRイベントのプロデュースと運営。その他、写真や映像の作品モデルとしても活動。情報伝達、表現、プロデュースの三軸で多角的に活動中。この番組ではよく喋る。

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