アクセサリーにしか見えない、可愛いすぎるトイデジ。
ケンコー・トキナーが、クラシックカメラ風のデザインがかわいい超小型のトイデジタルカメラ「Pieni Ⅱ」と、トイカメラ「Pieni」シリーズのサンリオキャラクターモデル「サンリオキャラクター トイカメラ」を9月16日から販売開始すると発表しています。
指先でつまめる超ミニサイズ。これで動画も撮影できます
こちらがその本体。思わず「わぁ、ちっちゃ」と言ってしまいそうなミニマムさ。「Pieni (ピエニ) 」とはフィンランド語で「小さい」という意味だそうで、サイズは約51×36×18mmで、重さは18gしかありません。
写真だけでなく、音声付きの動画、音声のみの収録が可能。内蔵メモリーではなく、外部メモリーに記録するため、別売りのmicroSDカードか、SDHCカードが必要です。
静止画はJPEG、動画はMJPEG(AVI)、音声はMP3で保存されます。総画素数131万画素・有効画素数131万画素、レンズ:f=3.2mm F2.8、撮影距離:標準 約0.3m~∞、静止画サイズは1280×1024、動画サイズは720×480(30fps)、シャッタースピードは1/100秒、ISO感度 ISO 100というスペック。電源は内蔵リチウムイオンへの充電式、充電時間は35分でフル充電になるようです。
特徴は小さい+モニターがないこと。Z世代の間で、現像するまで写真が見られない使い捨てカメラが流行したことは記憶に新しいですが、このトイデジも全く同じで、micro SDからデータを取り出すまで、どんな写真・動画が撮影できているかはわかりません。それがもう、かなりエモいですよね。
作例にわかる、トイデジとしての魅力
こちら作例の一部です。見たままを切り取る、真実をうつすキレイな写真、というより”心象を切り取る”といった雰囲気。正確に撮れるばかりがカメラじゃないよね、という気持ちにさせてくれますね。懐かしくも切ない、美しい。
そしてなぜか、本体背面にはマグネットがついていて、冷蔵庫にピタッとくっ付きます。なんに使うんだろうと思ったら、動画撮影時に便利とのこと。セルフィ動画も良さそうですよね。キッチンの日常がトイデジで撮影されちゃうとか、考えただけでキュンです。
アクセサリーとして身に付けてもいいし、ペットの首輪につけてもいいし、ギフトとしてプレゼントするにもピッタリのトイデジ。私は自宅にいるLOVOTのにつけてみたいなと思いました。(LOVOTオーナー)
サンリオverも発売開始。ストラップにしても可愛いかも
そして今回、サンリオコラボverも同時発売されます。女子高生の間でキャラクターカメラが流行っていた1995年ごろが懐かしい。筆者は1979年生まれですが、キティのカメラ、持ってました。
※PN(ポムポムプリン)のみ、10月7日発売
価格はオープン価格で「PieniⅡ」が4,880円(税込)、「サンリオキャラクター トイカメラ」が6,580円(税込)を想定しているとのこと。
ケンコー・トキナーさん、ぜひ、ずっとずっとこのジャンルを大事に、やめないで続けてほしいと、筆者は切に思います。
今月開催された新製品イベントでAppleは、iPhone 14 Proシリーズを発表しました。そして、48MPの写真が撮影できると発表しました。そう、綺麗で繊細で、光をたくさん取り込める写真の表現は、スマホが日常的に担う時代になったのです。
そんな中でも、カメラや写真へのアソビ心とときめき、うまく撮れていないかもしれないなというドキドキ、失敗したことを笑えるような瞬間が、どこかに残っていてほしいな、とカメラ・写真好きとしては思ってしまうんですよね。
iPhoneケースにつけちゃったら、それはそれは、超エモいかも。私はグレーを買う予定です。