ZTEジャパンは1月14日、日本市場向けの折りたたみスマートフォンの第二弾となる「nubia Flip 2」を発表しました。
nubia Flip 2はOSにAndroid 14を採用するスマートフォン。チップセットはメディアテックのDimensity 7300Xで、性能としてはミドルハイレンジクラスに相当します。とはいえAI機能にも対応しており、撮影した差写真のいわゆる「消しゴムマジック」機能なども充実しています。
販売はワイモバイルからで、単体価格は8万5600円。新トクするサポート(A)では実質負担額が1万9680円、新規、MNPでは6万4080円で購入できます。他社の折りたたみスマートフォンと比べてもかなりの低価格と言えます。
本体サイズは閉じた状態で76 x 87 x 15.8mm、開いた状態で76 x 170 x 7.5mm、重量は191gです。バッテリーは4300mAhで33Wの急速充電にも対応します。カメラは5000万画素の広角で、サブとして200万画素の深度測定用も搭載します。またフロントカメラも3200万画素と高画質です。
外側のディスプレイは3インチで、縦横比は14.5 : 9の縦長スタイル。普通のスマートフォンとほぼ同じ比率です。そしてこの外ディスプレイで内蔵アプリを動かすことができます。外画面で使うアプリは設定画面から選ぶだけで、すべてのアプリが動作可能。なお解像度は682 x 422ピクセルです。
最近の折りたたみスマートフォンは本体を閉じても隙間が空くことはありません。ヒンジ部分はマット仕上げでnubiaのロゴが入っています。ヒンジの開閉はスムーズです。
ヒンジの位置はある程度自由な場所に固定できます。フロントカメラのみならず、メインカメラを使って写真撮影するときに三脚などが不要なのも便利なところでしょう。なお開いたときのディスプレイは6.9インチ、2790 x 1188ピクセルです。
実際に使ってみましたが、191gの重さは軽めであり、閉じたまま片手で画面操作もできるのは便利です。ここには写真はありませんが、縦動画をながら見するときなどもこの画面で視聴できるのは楽しいものです。動画が気になればそのまま本体を開けば、6.9インチの大画面が使えるわけです。
こちらは電卓。このように閉じた時でも表示されるアプリ画面は本体を開いたときと変わらず、違和感が全くありません。サムスンやモトローラのフリップモデルはほぼ正方形の大型外画面を搭載していますが、縦動画やSNSを見るのならばnubia Flip 2の縦画面のほうが使いやすいかもしれません。
全体的な動作もきびきびとしていました。発売後に通話録音や通話のAIリアルタイム翻訳など、AI機能のアップデートも予定されています。2年返却プランで2万円を切る価格なので、フリップ型スマートフォンに興味ある方、Androidスマートフォンをサブで使いたい人などに勧められる製品でしょう。