Appleが今年2月に開催することをアナウンスしていたSwift Student Challenge。今年日本からは、青山学院大学3年生の河原慶太郎さんがSwift Student Challengeの優秀受賞者に選ばれたことが明らかになった。
Swift Student Challengeは次世代の学生デベロッパ、クリエイター、起業家をサポートし、コーディングへの情熱を応援するチャレンジ。世界中の学生から多くの応募があった作品の中から350名が受賞。その中でも特に卓越した作品を提出した50名の優秀受賞者の中に、河原さんが含まれている。
受賞者はWWDC24に合わせてAppleの本社キャンパスに招待され、基調講演や様々なワークショップやイベントに参加。基調講演前日の6月9日(現地時間)には、数名の優秀受賞者が作品をAppleのTim Cook CEOに紹介する機会もあり、この模様がTim Cook氏のXでポストされている。
Kicking off #WWDC24 in the best way possible—meeting with student developers who won our Swift Student Challenge. It’s amazing to see their creativity and determination on full display! pic.twitter.com/b56k8kcGZs
— Tim Cook (@tim_cook) June 9, 2024
この中に河原さんもいて、実際にTim Cook CEOに自分の作ったアプリを紹介したようだ。
河原さんのアプリは自分が撮影した写真を世界にひとつのジグソーパズルに変換できるというアプリで、Swift UIをベースに作成されている。
4〜36ピースまで選択することができ、子供も大人も楽しめるアプリで、今後App Storeに公開したいと話している。
また、今回の河原さんの作品に対して、Tim Cook CEOは以下のコメントを送っている。
「日本では、国中のデベロッパがさまざまな趣向を凝らし、App Storeならではのユニークな体験に日々命を吹き込んでいます。それはまさに慶太郎さんがこの楽しいパズルアプリで達成したことです。 慶太郎さんに会い、私は彼の才能、創意工夫、そして技術に対する秀でた情熱にとても感銘を受けました。慶太郎さんの未来が楽しみです。」
世界中の学生デベロッパが参加するSwift Student Challenge。昨年も5人の入賞者が日本から誕生していたが、今年は河原さんが優秀受賞者に選ばれたというのはまさに快挙だといえ、日本の学生デベロッパーのポテンシャルの高さを感じることができた。
こうなるとまた来年もここに登場する日本の学生デベロッパーが誕生することを期待せずにはいられない。