先ほどクパチーノ取材から帰国した弓月です!飛行機で7時間爆睡したよ…。WWDC22はまだ開催中なので、開発者の方は現地に残ってる人もいるみたいね。
お疲れ様でした!WWDCの会期は現地時間6月10日までだからね。Appleのエンジニアの人に直接聞けたりもするから開発者の方は最後まで残る人も多いんじゃないかな。
基調講演がメインで、それで終わりだと思われがちだけど、そのあとPlatform State of the unionもあるし、今回のセッション数は200を超えるとか。全部を見ようとしているダンボ総帥が白目になりかけているという(笑)
Platform State of the unionは、基調講演のすぐ後に行われるもので、開発者によりフォーカスしたセッション。発表された機能の、より詳細な情報が出るんだよね。さらに個別の機能については細かいセッションがあるけど、Platform State of the unionは、我々メディアにとっても大事なセッション。
macOS Venturaの「連携カメラ」と「デスクビュー」
さて、今回はmacOSの話をしようと思うけど、あれ、どう思った?「iPhoneのカメラが、Macのカメラになる件」。機能名はなんだっけ…?
「連携カメラ」と「デスクビュー」ね。Webカメラになるのは普通に便利と思ったけど、さらに手元が映せるというのはちょっと最初どうやってるのか分からなかった。
まさに魔法。あれは広角レンズと、超広角レンズを使って「撮影した一部を切り取って拡大して見せている」と考えて良いよね。
広角レンズは自分の顔を。超広角レンズは手元をということなんだけど、超広角の縦長の映像を切り取って画像補正をかけてるみたい。補正をかけてるので、多少歪んだりはしそうだけどね。詳しいことはお宝の記事を参照してください。
手元撮影は普通、やろうと思うと「天吊りカメラ」が必要になるよね。デスクの真上に並行にカメラを吊り下げるイメージ。最近この画角、TikTokやInstagramでよく見かけるけど、あれもiPhoneやスマホを、アームなどで固定しているはず。
手元だけを映すのであればその方法がいいけど、同時に顔を映すとなると、アームが映らないように…とか結構気を使うところがあって色々大変なのよね。
解像度はどうなんだろうね。映像の一部切り出しと言うことになると、それなりに下がるような気もするけど…
おそらく下がるだろうし、補正もかけてるから画質的にもそこまでいいわけではないないとは思うね。
Zoomや、WebExなど、オンラインミーティングでも使える機能になるようだし、商品のプレゼンテーションにはもってこいのイメージ。もしかしたら、オンライン料理教室にも使えるかもしれない(笑)
オンライン料理教室だとキーボードの上とかに鍋とかを置くことになるかもしれない(笑)撮影される距離はかなり限られると思うんだよね。あくまで超広角レンズに映る範囲だからね。
結構距離を離しておかないと、キーボード燃えちゃう(笑)超広角レンズは、結構遠くまで映るイメージだけど、ピントの合わせ方とか、どう切り取るかは、実際に使ってみないとわからないところだね。
YouTubeとかに使おうとなると個人的には画質がどうなのか、解像度がどのくらいあるかが気になってしまう。さっき言ってたようにオンラインミーティングとか、ちょっと手元でデモをしたり、やり方を教えるという形が一番使われそうかな。
100均DIYとか、工作系のInstagramとかなら活用できる気もするな。ただ、そもそもこの、デスクビューがどうして開発されたのが気になるところ。
iPhoneでWebカメラにするまでは、カメラ性能を考えるとすごく納得感があるんだけど、デスクビューについてはAppleのエンジニアの人が「これできるんじゃね?」って思ったんじゃない(笑)
とりあえずやってみた的な(笑)まぁ、MacBookのカメラが、iPhoneのカメラの性能を上回ると言う事は、今後ないだろうからね。iPhoneのカメラは、飛躍的に良くなってきているし、コンパクトミラーレスカメラを駆逐してしまった感さえあるし。
これはほんとサードパーティのWebカメラは厳しいよね。もちろん全員がiPhone持っている訳じゃないけど…
ちなみにMacBookとiPhoneは「ワイヤレスでつなぐ」とあったけど、Keynoteにあったように、背面に取り付ける必要はないんだよね。
そう。あの取り付けるアクセサリーは気になったけど、使わなくてもいい。別にスタンドにたてて、横顔を捉えたり、斜めから映してもいいよね。
それならやっぱり料理教室はできるんじゃ…(笑)
料理するところにMacがあるのがとにかく色々危ない気がする(笑)
iPadで、iPhoneのカメラが撮影できるようになる未来は来ないんですかね?
これFilMiC Proなら今できるんだよね。iPhoneのカメラのリモート操作。iPadのディスプレイでモニターもできるし。純正でできるかどうかは今後連携がすすめばあり得るかも。
そういえば、そんな手があった!FilMiC Proだけ、いろんな機能が許されているというか、特化してるイメージがあるね。今回の連携カメラとデスクビューが、開発者にとって、どのような立ち位置になるかはまだわからないけど。
よくあるパターンで、大々的に発表されたけどあまり使われなかった…ということもあるからね。でもデスクビューはアイデア次第でかなり面白いアプリができるんじゃないかな。それこそTikTokやInstagramでそれを使った新しい手法が出てくるかも!
現地でも、あれが発表されたときは、どよめきというか、ざわめきというか…「えっ、どういうこと!?」みたいな反応が多くて、ちょっと飛び道具的な雰囲気があったけど、実用性はありそう、ということかな。
会場の盛り上がりはオンライン配信だと全く分からない部分だから、そういうリアクションが体験できるだけで現地に行った価値があるよね。
一番盛り上がってたのはM2とMacBook Air、あとフェデリギね(笑)みんながフェデリギさんに「ヒューヒューー!」っていう。
フェデリギさんはエンターテイナーだね。こっちも一緒に見よう配信でダンボさんと大爆笑してたから(笑)
Appleきっての名俳優(笑)Appleの人たちにとっても「反応が見られる」ということは良い刺激になるはずだし、大切なフィードバックよね。
今後のイベントがオンラインとリアルをどう両立していくか興味あるよね。あの映像クオリティは今さら捨て難いし、リアルでの反応もやっぱり大事なんだなと思った。
現地で見ていても、映像は同じだからね。今後は「最初の挨拶はリアル」そのあとはライブビューイングってことになるんじゃないかしら?
最初と最後のティムの挨拶だけライブであとは映像というのは現実的にあり得そうだね。
と言うわけで、今回はWWDC22で発表された中から、連携カメラとデスクビューについての問答をお送りしました。それぞれのOSまとめや、WWDCの記事はこちらをご覧ください。
この形式またあるのかな・・・