Appleは現地時間6月6日に行われた「WWDC21」において、ステージマネージャなどの新機能を搭載した「macOS Ventura」を発表しました。
複数のアプリを使う新しい方法「ステージマネージャ」
「macOS Ventura」では、開いているアプリとウインドウを自動的に整理して、作業に集中しながらも一目で全てのものを確認できるようになる「ステージマネージャ」機能が追加されます。
ウインドウをグループ化することも可能で、特定のタスクやプロジェクト単位でまとめることで効率的に作業をすることができます。
連携機能でiPhoneがウェブカメラに
連係カメラ機能で、手持ちのiPhoneがMacのウェブカメラとして使うことができるようになり、センターフレーム、ポートレートモード、背景を暗くしてユーザーの顔を美しく照らすエフェクトである新しいスタジオ照明などを使うことができます。
また、iPhoneの超広角カメラを利用して、ユーザーの顔とデスクを上から見たところを同時に表示するデスクビューも使うことができます。
さらに、HandoffをFaceTimeで使えるようになり、iPhoneからMacへなどFaceTime通話をしながら1クリックでシームレスに切り替えることができます。
Safariには「共有タブグループ」機能が追加され、達、家族、同僚がSafariで自分のお気に入りサイトを共有でき、ほかの人が今見ているタブを確認できるようになります。
また、パスワードに代わるものとして設計された次世代の認証情報である「パスキー」が導入されます。「パスキー」はデバイス上に保持される固有のデジタルキーであり、ウェブサーバ上には決して保存されないので、漏洩の心配がありません。
Metal 3により没入感のあるゲーム体験が実現
Appleシリコンに最適化されたグラフィックスAPI「Metal 3」によりMacでのゲーム体験が大きく向上、CAPCONの伊集院勝氏が登壇し「バイオハザード ヴィレッジ」がMacでリリースされることを発表しました。
そのほかにもメールやメッセージアプリのアップデート、Spotlightの検索性の向上などのアップデートがあります。
「macOS Ventura」はデベロッパー向けには本日から、パブリックベータは7月、正式リリースは秋に予定されています。